2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
笑福亭由瓶という落語家がいます。彼の言動には制御という言葉がないように思えます。飲みにけいけば、注文を取りに来たお姉さまに「きれいやなあ」「こんなおやじに言われても嬉しくないやろ」と相手の反応を見ることは一切せずに話しまくったり、思ったこ…
落語界の歴史の中で、非常に重要なポジションを占めている「古今亭」。昭和の落語界にその名を燦然と輝かせた志ん生・志ん朝・金原亭馬生門下をはじめ数多くの噺家を輩出、そしてその古今亭の現在の最高峰と言えるのが五街道雲助師匠であることに異論がある…
私の人生で、最も多くの時間を割いたのは、昭和43年の東京から、45年のロッテ、そして千葉ロッテ。言い換えればオリオンズからマリーンズ。あの客の入らない汚い川崎球場が、私の青春時代を彩った。そして、それに少しだけ遅れて落語が私の人生の友となる。…
二葉ショックも癒え、雀太・源太の師弟を車に乗せて柏崎から一路松本へ。駅前のホテルに宿泊し翌日は市民芸術館であるぷす寄席でした。この時期松本は「クラフトフェア」が行なわれていて市内はどこも大混雑。ただ、人が出るということは、落語ファン以外の…
柏崎とのお付き合いは軽く10年を超えます。本当に偶然に、このお仕事を始めて長野から岐阜に来て、やっと軌道に乗り始めたころに突然、柏崎芸術協会の戸田さんという方からお電話を頂きました。「相撲の地方巡業みたいな形でなく、柏崎の皆さんに本物の落語…
山を越えれば上高地、乗鞍。近くには時々クマが出没。そんな土地でも、落語会はそこに住んでいる方を癒してくれる。そしてその笑顔を届けるのも、私にとって重大な任務。そんな爆笑寄席も、今年は当日までいろんなことがありました。 当初、主催の文化協会に…
光陰矢の如し、ということわざを否が応でも認識せざるを得ない。落語とかかわってあっという間に40年、この仕事を始めてあっという間に20年が過ぎ、若手の頃からお知り合いになった落語家さんもそろそろベテランの域に達している。 その意味でいえば今回、師…