MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【喬路、最後のおつき】~松喬・扇辰二人会7/23大須演芸場~

今年で三回目となった松喬・扇辰二人会。東西の腕っこきの職人の共演ということで、特にうちの会に来て下さる超一流の落語者のお客様には喜ばれました。
また、扇辰師匠もこの会にいらっしゃるたび、「いいねえ、太鼓の音が違うのよ、江戸とは」と楽しみにして下さっている。その一番太鼓をたたいているのは松喬師匠のお弟子さんの喬路くん。師匠が年齢的にも最後の弟子かなあ、とおっしゃっていますが、今若手の有望株として人気の桂源太、桂天吾、の後輩、そう、あの関学落研三羽烏の最後の一人です。天然キャラで細マッチョ。イケメンの彼はそろそろ上方落語ファンに認知されつつありますが、まもなく年明け。師匠に帯同するのも今年が最後だと思います。

「看板の一」喬路
「親子酒(夏バージョン)」松喬
「団子坂奇談」扇辰~中入り~
「千早振る」扇辰
「次の御用日」松喬

その喬路くんに落語の神髄をたたき込むかのような、松喬師匠の渾身の2席。
特に親子酒の夏バージョンは、松鶴


師匠がたまたま座興で演じた音源が残っていたのを自分のものにしたいわば珍品中の珍品。
対する扇辰師匠は、怪談噺と思わせておいて下げがくだらないから好き、と本人がおっしゃる団子坂奇談。上方の「腕食い」と思って頂ければ、とも言っていました。

次回は少し間を置き、季節を変えて企画することになっていますが、もちろん終わることはありません。再開をどうぞお楽しみに‼