MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【怒涛の七月公演その1~春風亭朝枝独演会】

朝枝さんの落語を始めて聴いたのは、2018年2月、岐阜での一朝一之輔二人会。
とはいえこの日、一朝師匠がスケジュールの都合で先に午前中二席行ない、午後一之輔師匠が3席やる変則の会で、その一之輔師匠の前座で「桃太郎」を聴きました。
(高座名は朝七)前座とは思えぬ落ち着いた高座で、またその口調が橘家圓太郎師匠にそっくり。とはいえ前座がここまでゆっくりした間で演じることができることに驚愕した覚えが。翌年今度は本当の一朝一之輔の会の「牛ほめ」で、さらに進化した高座に出会う。

二つ目になったら必ずお呼びしよう。その思いがかなった前回は二豆さんとの二人会、前評判通りの腕でお客様を魅了、円頓寺レピリエは超満員のお客様で埋まりました。

「転失気」「普段の袴」「厩火事

ネタだけ聞けば何のことはない3席。
でも、この3席が珠玉の出来。まさに圧倒的な存在感でした。

どこが凄いのか。それは、言葉を紡がないときの「間」。
言葉を発しなくてもその間のしぐさや表情で、前後の言葉をベストなタイミングでつないでしまうそのセンスがすごいです。じゃあ、それは何かといわれても文章では全く伝えられません。どうしたらいいのか・・・。

それは、来年3月17日、大須演芸場で確かめて下さい。
桂二豆さんとの二人会で、さらに進化した朝枝さんが聴ける!!