MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【怒涛の七月公演その2~玉川太福ぎふ独演會】

岐阜に事務所があるのに公演の拠点が名古屋。そんな状態が続いて10年近く。
世間で思っているより名古屋と岐阜の文化水準にはずっと開きがある。
それはこの地に住んでいて初めてわかること。

岐阜市は市長の肝いりで20年、学生落語の大会を催してきたことが逆に裏目に出ていて市民に「落語はただできくもの」「落語は学生落語でじゅうぶん」という空気を植え付けてしまった。審査員の文枝志の輔クラスならまだしも、テレビに出ていない落語家は岐阜のひとにとっては学生落語のおにいちゃんと同列、そこに2000円も3000円も払うなど考えられないのだろうか。実際500人規模のホールで一之輔独演会、白鳥彦いち白酒三人会、小朝ぴっかり(当時)が満員にならず、ムゲプラの公演でも方正、宮治二人会など数多くの会を催してきたがすべて不入り。そしてその3分の2の人は実は名古屋周辺から来ているという現実を踏まえ、MUGEプランニングはなるべく冒険はせず文化センターの和室での会を開催しています。そんな中、用意したイスがほぼ埋まるほどにぎわった玉川太福独演會。曲師の鈴ちゃんが、すっかり慣れた感じで太福さんの調子に合わせて三味線を奏でる。アットホームな浪曲の2時間は、あっという間に過ぎて行きました。

「祐子の笑点」太福
「大石東下りより~武林の粗忽」太福
「任侠流れの豚次伝6~男旅牛太郎」太福
次回は大須演芸場
1/8(月祝)14:00 .ゲストは田辺いちかさんです!