MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

頼光アキット ユメユメコラボ4迫る。

魔法使いアキットが演芸とコラボする企画、ユメユメコラボ。今回が第4回目。一回目は新作、改作派の若手落語家鈴々舎馬るこ、二回目は昭和レトロの匂い満載、サザザ旋風を巻き起こした活弁坂本頼光。そして前回は桂文鹿師匠がアキットにダジャレ文化の河内にわかを教えるという神回になりました。今回は、第二回でアキットファンに鮮烈な印象を残していった活動写真弁士の第一人者、坂本頼光さんが再び登場です。神田伯山ラジオでも大絶賛されたその卓越した能力が前回見事にアキットとリンクし、頼光ファンが急増したという噂もあります。

最近の頼光さんは、今を時めく講談師・神田伯山さんが出演するアニメ「クラユカバ」で共演するなど活動の幅を広げています。伯山先生に「頼光さんは天才」と言わしめたそのカツベンの世界に、アキットが少しだけ、足を踏み入れます。

◎伯山先生が頼光さんを絶賛した記事はこちら
https://radsum.com/archives/11208

「珍妙幌馬車」今回アキットがチャレンジするカツベンです。もちろん頼光さんの無声映画のカツベンもあり、アキットのマジックショーもたっぷり。先が読めないまさに夢のコラボです。お席は完全ソーシャルディスタンスのひと席あけで安心です。岐阜駅から徒歩8分、ホテルグランヴェール岐山に、ぜひお越しください。当日は、検温も消毒も酒浸布も用意して開催しますので、安心してきてください。あ、お子さんなどに刺激が強い「サザザさん」は今回はやらないそうです。(笑)

令和3年 10月9日(土)PM2:00開演(1:30開場)
落語と魔法 頼光アキットユメユメコラボ4
岐阜・グランヴェール岐山 2階 カルチャーホール
全席指定 ¥4000 (前売・当日共)
◎頼光さんは今回は、「サザザさん」はやりません。
メール mugeplan29@au.com   電話 09041533562 

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円楽師匠とのこと(2)

楽太郎師匠は、宿泊場所にもなっている旅館の旦那さんとは旧知の仲でした。
そんな縁で格安の予算でゲートボール大会が開催できていたのですが、当然楽太郎師匠が所属している先代圓楽師匠の事務所の差配でした。夏祭りもこの差配で若手の方を二名お願いしていたのですが三回目の会の前に、二回目に来ていただいた若手から「事務所を通さず、直接やり取りをしたい」希望があったのです。通せばただでさえ少ないギャラがさらに減ってしまうということでした。こちらは異存はありませんが楽太郎師匠にきちんと話をしてください、というと二人は話を通したというので直接やり取りをしたのですが、その旅館の息子が、私に対して「事務所を通さずに呼ぶとは何事か」と食って掛かってきたのです。私にすれば師匠に断ってくれたという二人の言葉を信じただけだったのですが、どうやら楽太郎師匠に断っただけで事務所には言わなかったようで「ルール違反をした」ように言われたことでこの旅館の息子とは決定的に仲が悪くなり、その関係で師匠もその旅館の招きで来ている立場上気まずかったのか、私に話しかけることはあまりなくなってしまいました。そんなわけで毎年顔は合わせてもよそよそしい関係になってしまったのは今考えても残念でなりません。

加えて、毎年恒例の夜の寄席も、だんだんとこの世界の常識も学んできたところだった私にとって高座の高さ、進行、お客様への開演時のお願い、などがとてもルーズなものになってしまう、でも立場上あまり口も出せない、ということで参加そのものに熱意が薄れていったのです。そして様々な要素も加わり私が実家から離れることになった17年前の2003年を最後に、師匠との交流は途絶えてしまったのです。(つづく)

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円楽師匠とのこと(1)

昭和62年11月、三年間のサラリーマン生活を終えて実家の家業を継いだ私。
その町には、円楽師匠がまだ楽太郎だった35年前から毎年一門の弟子を引き連れてゲートボール大会を開催していました。そのボランティアに参加していた時、夜の落語会にサラリーマン時代、自分が独学で覚えた落語を前座でやってみたらどうだと薦めるスタッフの甘言に乗せられ、こともあろうにプロの前で30分もやってしまった失礼極まりない私を、楽太郎師匠が笑って許して下さってから、「落語好きのバカ息子」として認知され、以来細い細いお付き合いをさせて頂きました。

もちろんもうその当時からビッグスターだったこともあって、私と個人的な交流などして下さるはずもなかったのですが、その地域の夏祭りの落語会のしきりを任せられたこともあり、五代目圓楽一門のお弟子さんたちとは世代も近いこともあり急速に進行を温めていきました。その第一回の夏祭り落語会にお呼びしたのは忘れもしません。今の伊集院光、当時まだ前座だった三遊亭楽大さんでした。演じて下さったのは「道具屋」。
それでも前座噺なのに彼が演じると高座にぱあっと花が咲いた感じがしたことを、昨日のことのように覚えています。そんなこともあって楽太郎師匠にも少しだけ、目をかけて頂いたかなあと思っていた翌年の夏祭りの時、のちのちの私の仕事でも十分に気を付けているトラブルが起き、師匠にご迷惑をかけてしまったのでした。(つづく)

神田松鯉・伯山師弟共演(3/14一宮公演)追加販売について

5/22に岐阜・じゅうろくプラザで開催予定だった松鯉・伯山師弟共演はコロナの影響を受け延期、3/14(日)13:00より、愛知県一宮市民会館でその延期公演が行われます。
この先の感染拡大の可能性も鑑みてソーシャルディスタンス50%収容にて行いますが、
そのチケットの追加販売のお知らせです。

コロナ禍の折、一番対処に困ったことはお売りした方に延期情報がなかなか伝わらなかったことで、今回も「延期を知らなかった」という方が多数いらっしゃいました。
そのため今後の状況を考えるとプレイガイドでお買い上げの枚数をなるべく少なくしたいと考え、ぴあなどのネット販売を今回はせず、MUGEプランニング専用メール、ダイヤル、ラインのみで対応したいと考えております。お手数ですが転売防止効果にもなりますので下記の方法での販売にご理解をお願い致します。

販売開始日 
 11/16(月)0:00から mugeplan29@au.com 
   または 下記のチラシ記載のQRコードから

  11/18(水)10:00からは 電話の受付も致します。
   (専用ダイヤル) 090 4153 3562
      

購入方法

お伝えいただいたご住所にこちらから先にチケットをお送りします。
中にチケットと一緒に郵便振替用紙を同封いたしますので10日以内に郵便局からお振込みをお願いします。ネットバンキングなどからの入金も可能ですが、その場合はお名前と席番号も忘れずに記入をお願い致します。

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4月25日、小辰を熱くする会始動します。

先日、ある噺家さんとお話をしていた時に、「今、江戸の二つ目でだれを一番推していますか」と聞かれました。聞かれた数秒後に、「小辰さん」と答えると、その数秒後にその方も「ですよね」と返してくださいました。ああ、やっぱりほとんどの方の共通認識なんだな、と思い、なのに気取らず偉ぶらず、もう一つ言えば自分をあまりアピールしない、そんな噺家さんが小辰さんです。その卓越した技量に惚れて何年か前から岐阜にお呼びして独演会を行なってきたのですが、真打が近づくにつれ「もっと大きい場所で、先輩方と二人会をやってもいい、それだけの噺家さん」であると感じて、小辰さんが真打になる前にもっと彼を「熱くさせよう」と思いました。

そうして始まる「辰のオトシゴ~小辰を熱くする会」の第一回は「怪談噺や続き物をさせたら中堅真打の中で1.2を争うと言われている蜃気楼龍玉師匠がお相手です。
新年度、まだ先の話ではありますが、いち早くの皆様へのご連絡。11.10の大須演芸場の「春に船」正太郎小辰二人会の開催に合わせてチケット発売を開始しました。

今回、会員様への先行販売の対象にせず、小辰さんを真打まで見守って下さるお気持ちのある東海地方のお客様全体に告知を行なおうということで今回、少し早めのご案内です。ぜひスケジュールをあけて頂き、その技術力、間、噺の調子など小辰さんの凄さをその目で体験してください。どうぞよろしくお願い致します。

令和3年 4月25日(日)14:00  木戸銭 全席指定 ¥3000
名古屋市大須演芸場 「辰のオトシゴ~小辰を熱くする会1」
出演 入船亭小辰  第一の刺客 蜃気楼龍玉 各2席
チケット専用 09041533562 mugeplan29@au.com

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2/25(木)扇々喬々~扇辰喬太郎の会 追加販売のお知らせ

5/19に大須演芸場で行なわれる予定だった扇々喬々の延期公演となります。
一時はコロナ禍のソーシャルディスタンス50%の通達により中止の可能性が高かったのですが、大須演芸場が感染防止対策の徹底を条件に100%収容を認めたことで追加公演ができるようになりました。冬を迎えてまた50%になるようなことがあれば中止という選択肢もあり得ますがまずは延期によるキャンセルで戻ったチケットを追加販売させていただくことになりました。

しかしながらあまり払い戻す方は少なく、また以前は販売していた補助席(コロナ前は18席)がなくなったためその方が1階席に移動したこともあり枚数は1階席が5席、2階席が20席となりました。以前から打診があり予約をいただいている方もあるのですがその方とお待ちの皆様の公平を期するため、日付の変わるあす9日の0:00から10日の23:59まで(正味2日間)の間にお申し込みをしていただいた方とすでにご予約をいただいている方の中から一階席は抽選とさせて頂きます。ご希望の方は

mugeplan29@au.com 

までお申し込みください。複数のお申し込みの場合1階席と2階席に分かれる場合がありますし、仮に2階席になる場合もありますのでご承知置き下さい。お電話でのお申し込みは受け付けておりません。抽選結果はメールで11/11にご連絡を差し上げますので2階席でもいい、2階だったらいらない、のご返答をお願いします。

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「ヤバすぎ新作3」開催のお知らせ

「古典も、できた時は新作だった」おばあさん落語で一世を風靡した五代目古今亭今輔の言葉。今でも落語と言えば古典という風潮が多い中、この言葉がぐっと胸にしみる。
そもそも江戸時代から明治、大正と今のファンが「昔」をイメージできる時代設定に古典落語はきちんと守られているから、そこでの噺は「昔の噺」と位置付けられて何年たっても色あせることがないのに対し、新作落語は旬が短い。たとえば公衆電話で彼女の自宅に電話するドキドキ感も、テレフォンカードがなくなっていく彼女との会話のせつなさも、共感を得られる世代は昭和に限られる。「違和感」がより濃く出てしまい、5~6年たてばネタがお蔵入りになってしまう危険をたえずはらんでいるのが新作落語である。作る苦労が多くてその見返りがとても少ないということで、新作を手掛けていた師匠たちがやがて古典に回帰してくのもむべなるかな、と思います。そんな昨今の落語界で、あえて新作に挑戦し続ける方を選び、思う存分に東海で新作落語を披露していただこう!という破天荒な企画が、「ヤバすぎ新作」です。

これまで名古屋で一度、岐阜で一度行なっています。はっきり言って観客動員は限られました。でも、いらっしゃったお客様からはとびっきりの反応が得られました。
続けていかなければ、なのです。MUGEプランニングの顔付けを評価して下さるお客様のためにも、ほかでやらないことはうちでやらなければ、そう思っています。
今回の出演者は、林家きく麿師匠、桂文鹿師匠の固定メンバーに名古屋の新作落語のパイオニア、登龍亭獅篭さんを加えた三人となります。それぞれ独自の新作をあやつる一国一城の主です。新作ってどのくらい面白いか、古典と比べてどうなのか、それを確かめに来てほしいです。新しい年に、新しい落語に遭遇してみませんか。きっと新作の可能性を感じて同時に古典の素晴らしさも再認識すると思います。1月17日は、大須演芸場はそれぞれ2席ずつの計6席、まさに新作ワンダーランドになります。

令和3年 1月17日(日)14:00開演 (13:30開場)
名古屋・大須演芸場 全席指定 ¥3,300(前売・当日共)
「ヤバすぎ新作3」~東名販の新作派大集合~
出演 林家きく麿(江戸) 登龍亭獅篭(東海) 桂文鹿(上方)各2席
チケット専用 09041533562 mugeplan29@au.com
本日一般発売開始です!

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