MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【神田伯山 独演会 北野文芸座から上山田文化会館へ会場が変わりました】

11/14(土)に長野市北野文芸座で開催される予定でありました神田伯山独演会は、ソーシャルディスタンスの関係でお客様の収容ができないため、隣の千曲市・上山田文化会館ホールが決定いたしましたことをご報告申し上げます。
 
チケット販売・上山田文化会館の販売は現地のみ。上山田文化会館 026-275-0500
販売時間はAM9:00~PM5:00。休館日は毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)です。

メール・電話でのお申し込みの際にはご住所、氏名・枚数をお知らせください。
今のところはソーシャルディスタンスの関係で、座席は間隔をあけての販売(限定450席)となりますことをご承知置き下さい。
「神田伯山 上山田独演会」
令和2年 11月14日(土)13:30開演(12:45開場)
出演 神田伯山 ほか
入場料 全席指定 ¥3,800(前売・当日とも)

販売アドレス mugeplan29@au.com
チケットダイヤル 09041533562
上山田文化会館 026-275-0500
 

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「文治師匠のはじける笑顔に癒されて」~文治、小痴楽二人会

かつてのやんちゃな弟子の前で、こんなににこやかな文治師匠が見れた・・・・。
今はそれだけで、この会を実現した価値があったと思います。

今から15年前、真打になって約5年、30代後半だった桂平治師匠のもとに、兄弟子である五代目痴楽師匠の息子ち太郎くんが16歳の若さで入門した時のいきさつを多少なりとも知る私は、少し前までこの二人の会を行なうことに躊躇っていました。
でも、その後二つ目時代に、何回も文治師匠が小痴楽さんに稽古をつけているんだという話が耳に入ってくると、日本中のどこでもほとんどこの二人会が行われていないことも不思議に思い、逆にこの会を名古屋で…と思うようになりました。そして迎えた8月22日、かつての師弟がお互いをライバルとして認め合い、競い合う場となったこの日の大須演芸場

最初はオープニングでトークをお願いし、その時代のエピソードを語っていただこうと思ったりもしたけれど、それがお二人の望むことでないかもしれない。いろいろ気をもんだ会だったのだけれど、ふたを開けてみればお二人それぞれが、その頃の思い出を懐かしそうにマクラで語っていて、あの三年間があったからこそ、今があるんだと嬉しくなってしまいました。

楽屋からはずっと二人の話し声が、笑い声が聞こえる。カメラを向ければ、顔がくしゃくしゃになるほど笑っている文治師匠を取り囲んだ新旧三人の弟子。コロナの中この一瞬を楽しんでくださった、お客様方にも感謝、感謝、感謝。

来年もまた、文治師匠はさらに成長した姿に顔をほころばせるに違いない、とてもいい会となりました。

「饅頭怖い」   空治
「のめる」   小痴楽
「ラーメン屋」  文治   ~中入り~
「平林」     文治
「暁烏」    小痴楽

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「生きていくために。演者も、主催者も。」

平素よりMUGEプランニングの公演にご来場ありがとうございます。
8月後半、当社では名古屋・大須演芸場で二公演行なう予定でおります。
そんな折も折、愛知県から感染拡大による独自の緊急事態宣言が大村知事から出されたようです。中身は、8/6から8/24日まで、お盆休み期間の行動や県を跨ぐ不要不急の移動、大人数での会食などについて、自粛を求めるという内容でその間の補償などは一切ありません、これをうけて愛知県内のイベントに中止の動きが広がっているという情報が入り、お客様からも会は予定通り行うことができるのかというご心配の電話やメールをいただきますが当社では公演の中止を考えていることはありません。

以前にも書きましたが、日常生活どこにいても人とかかわる以上感染のリスクはゼロではありません。電車の中も、会社の中も、学校の中もすべて万が一のことは起こりうるわけで、そうならないよう会場に入る前、入った後にお客様の自己防衛の手助けを最大限するべく消毒液を個人個人にお配りし、マスクの着用を義務付け、当日の演者とお客様との接触も禁止し公演開催を第一に考えた手立てを行なっております。基本的には当社は、お客様が間隔をあけて着席し、正面を向いて会話のない状態で会を楽しむ状態での感染率は著しく低いと判断をしており、トイレなどの際には再度消毒をしていただくための布も名古屋ではお配りするなど万全の対策を講じていて、その上でご来場をお客様の自主判断にお任せする形をとっております。

例えば、「万が一の感染リスク」を怖れて会を中止した場合、自主判断で「行こう」と思っていたお客様の選択肢をなくしてしまうことになります。会を開催するのであれば、その場所へ行くか行かないかの判断はお客様にしていただけることになります。
御自分の体調、周りの方の意見、また落語鑑賞によってご自分の日常のストレスを解消したいという欲望、感染リスクがどの程度なのかもすべてお客様の判断に任せることができます。

「いかない選択をした場合の払い戻しはどうなるのか」について、当社はひとつの基準を持っています。それは、チケットをご購入なされた方が、その時期のコロナ禍を認識していたか、いなかったかという基準です。3月15日と21日、当社は大須と岐阜でそれぞれ200人規模の会を行ないました。この会のチケットを販売していたのはコロナが皆様に認識される前で、当日近くになってかなりのお客様が感染を懸念して欠席なされました。そのためこちらで検討し、10/4に同じ演者さんがいらっしゃるということでこちらへの代替チケットをご希望された方に差し上げました。ですので今回は、もうコロナの問題が社会的に認識されている中での開催となりますので、払い戻しや代替案はご用意しておりません。

芸人さんは直接はネットなど公共の場所で訴えることはありませんが、確実に「不要不急のもの」と位置付けられキャンセルが相次ぎ仕事が激減しています。もちろん我々主催者も、開催する場合でも50%に悩まされ持ち出しが増えています。その意味で、いらっしゃらないお客様のチケット代は、芸人さんの出演料、主催者側の会場費などの経費に使わせて頂きたい、そのスタンスでお願いしております。お客様のそのお気遣いで、我々は生きながらえることができるのです。コロナ収束の折には、お客様への感謝の会もさせて頂くつもりです。どうかご理解をいただき、MUGEプランニングを末永くこれからもごひいきくださいますようお願い申し上げます。

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【5/22から順延の松鯉伯山、振替チケットについて】

相変わらずのコロナ禍に、エンタメ業界は右往左往の毎日です。岐阜県も独自の防止策を発表している中ではありますが、5月22日に岐阜駅前、じゅうろくプラザで予定されていた松鯉伯山師弟共演の振替公演についての途中経過をお知らせいたします。

結論から申しますと、お客様にご案内している「岐阜市文化センター」への令和3年3月14日への振り替えに変更はありません。しかしながら、今現在実施されている「ソーシャルディスタンス」を守っての公演となるか、解除になるのか、あるいはさらに感染が拡大するのかは今の段階で全く読めず、さらに岐阜県の指針によりこの先、50%ではなくさらに3分の1の収容で行えという指示が来る可能性も残されているということで会場側とも正式な借用ができておりません。文化センター側の希望としては、ほかの団体に貸すことはなく、感染拡大の状況を見ながら年明けに正式決定をということでしたので、以前皆様にお約束していました8月か9月のチケット送付、が物理的に不可能となりました。

現在振替をご希望の方には引き続き年内の猶予を頂きたくここにお知らせいたします。
二ヶ月前の1月中旬には切符をお送りいたしますのでご理解ください。
3月14日の開催はもう決めているのでご安心ください。

                         MUGEプランニング

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【登龍亭に捧げるソーシャルディスタンス】~幸福・兼好二人会を終えて~

「ほんとにやるの?」「こんな時に・・・・」そんな声がいつ、どこから聞こえてきてもおかしくないような世間の雰囲気の中始まった、名古屋の落語家と江戸の落語家の11年ぶりの会。

入口で席亭がソファーに座り、ビデオを見ているあの頃の薄暗い演芸場の雰囲気の中で二人の落語を聴いていた客のひとりだった私。時が経ち、自分の前に現れた兼好師匠に、好二郎時代にはなかったオーラを発するのをたぶん幸福さんは感じたはずで、うかつには近寄れないピリピリした雰囲気を、私はそでで痛いほど感じていました。

 

大須演芸場の15分枠では絶対やることのできない、芝浜を現代に置き換えた自作をやろうと思っている」

 

幸福さんから聞いたときに、それを披露するにふさわしい場を用意してあげるのが、主催者の務めだと感じた。4月からほぼ、演芸場での活動がストップし、登龍亭に改亭した披露目もままならず、まして高座数が目に見えて激減する中、幸福さんがひそかに温めていたこのネタを披露する場は、すっかり失われていたこの5ヶ月。落語家は、お客様に喜んでいただくためにひとつひとつ、噺を稽古し、お客様の前で披露して、少しずつ少しずつ、無駄をそぎ落として噺を完成させていくものなのに、その機会を失いせっかくのアイデアを朽ちさせていくものなのか。

 

私が登龍亭応援企画を行なおうと思ったのは、彼らの亭号の変更を聞いたから。
そして、総帥獅篭さんが、弟子をとることを決断したから。
東京から流れて約17年。あのままの状態が続けば、名古屋雷門は獅篭さんの代で終わるけれど、弟子をとったということは、その歴史を次代につなぐことを選択したということ。そしてその役目を、獅鉄君に託したということ。

 

6月に、獅篭さんはその意気にこたえ、田河水泡オマージュの自作を披露。それをそでで聞いていた幸福さんも、このネタを演じることを決めたはず。

 

メチャメチャ不安だっとことは想像に難くない。でも、たとえ観客がこの噺に満足しないとしても、時には勝負しなければいけないこともある。幸福さんにとってはたぶん今回がその時。だから背中を押した。同時に、主催者である私は、仮にこの噺が受け入れられられなかったとしても、お客様が納得する番組も作らなければならないと思った。

 

開催を決めた時、幸福さんの相方にそのすべてを受け入れて下さり、公演を成功に導いてくださる方が一人だけ浮かび、無理を承知でこの時期にお願いした。そしてその方は、二つ返事で引き受け、このさなかに駆けつけて下さり、お客様を爆笑の渦に巻き込んで去っていきました。男、兼好ここにあり。

 

「受けなかった、やっぱり井戸の茶碗とかにしておけばよかった」
公演後、そう自虐的に語っていた幸福さんの悔しさは、たぶんこの先名古屋の落語家さんたちが江戸の方と絡んだ時に幾度となく味わう悔しさだと思う。でも、その悔しさを忘れてしまったら、もうそれは「噺」を伝える商売の方とは言えないと思う。

 

お客様の満足度、いつもはそれを真っ先に考えます。でも登龍亭応援企画は、そうではないのです。いつもはお客様を楽しませることだけ100%であるべき主催者が50%、半分噺家さんのしたいことを後押ししました。MUGEプランニングのわがままにお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。9/13夜は、もう一度、登龍亭の応援をさせて頂きます。

 

「仁義なき水族館」~東海死闘篇  獅鉄
「大安売り」 幸福
「粗忽の使者」兼好
「黄金の大黒」兼好
「前浜」~芝浜オマージュ 幸福

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コロナ禍における公演について

平素よりMUGEプランニングの公演にお越しいただきありがとうございます。
ここのところの問い合わせの中に、「公演は行われるのか」「キャンセルはできないのか」といったものが増えてまいりました。もちろん感染が拡大している、という現状を鑑みての皆様のご心配だと思います。それは当然のことで、今、国が呪文のように唱えている「感染防止と経済活動のバランス」などという抽象論でお客様の心配がなくなるわけはない、そのようにはもちろん感じております。

しかしながらその一方で、コロナの感染については誰の言っていることを信じたらいいのか、というごくごく基本的な疑問があります。国のお抱えの専門家の言っていること、テレビに出演する「教授」たち、そして感染症に詳しい、とされる方の中でも全く反対の意見を言う方が複数存在し、いったい今が「危険」なのか「非常時」なのか、「過剰反応」なのか「取り越し苦労」なのかそれすらも把握できません。

感染者数にしてもそうで、大変だ、と恐れる方々の一方で、「検査数を増やせばいきなり感染者数が増えるに決まっている」という人や「重症者や退院した方が少ないということは弱毒化してるわけだからインフルエンザと何が違うのか」など、恐怖だけをあおるマスコミに疑念を抱く声も少なくありません。

とはいえ、感染をしないに越したことはありません。今政府が指針として出している「ソーシャルディスタンス」に果たして意味があるかどうかはわかりませんが、指針が出ている以上それは守る、それは皆様の安全のために当たり前のことです。

MUGEプランニングでは今現在、緊急事態宣言解除後全国各地ではすでに数えきれないほどの落語会が行われていてもそこでは全く発生をしていない事実を確認した上で、実際にクラスターが発生した時の状況、すなわち「隣の人と肌が触れ合うような密室で」「そこに確実に保菌者がいて」「その保菌者と握手などの濃厚接触をして」「なおかつ近距離で大声などを出して」などの行為には格段の注意を払い、会を継続する選択肢をとっております。

もちろんこの先政府がふたたび緊急事態宣言をすればそれに従い、会を中止にすることは当然のことですが、それまではできる限り、会を続けていきます。

当たり前のことですがソーシャルディスタンスを守って50%の収容人員で行ってきたこれまでの会で、利益が出た会は一つもありません。全て持ち出しであり、赤字です。
出演していただく落語家さんにもご相談申し上げ、出演料の一部を配信や手ぬぐい販売などを行なって賄うことなども行なっています。ある落語家さんには「損が出たら落語家も、主催者も、会場側もみんなで少しずつ泣けばいいじゃない」とのありがたいお言葉を賜り、開催を最優先に考えて頂いている現状があります。しかしながら「もし感染したら」というリスクを考える方は多く、チケットの売れ行きは感染者が増えた、という報道が出れば出るほど悪くなります。それでも、中止という選択肢はこちらからは取らないでいます。

すでにお分かりとは思いますが、コロナ禍において生じたキャンセルには、出演者への補填はほとんどありません。ただ直前になって仕事がなくなる、ただそれだけです。
出演者が事務所に所属している場合も同様で、中止は落語家さんの生活、さらには芸人さんを抱える事務所の経営も直撃する。それも中止を選びたくない理由のひとつです。

主催者にはそれぞれの思いがあり、選択肢があります。そしてそれは全て、「覚悟」から始まっています。払い戻しや振り替えなどの業務が増えることが分かっていて会を中止するのも覚悟。感染対策を万全にして開催するのも覚悟。MUGEプランニングは、
この状況下でもチケットをお買いいただき足をお運びくださるお客様に対して、現状できる限りのおもてなしをさせて頂く「覚悟」です。

そこで皆様にお願いです。これからMUGEプランニングの公演日が近づくたび、世間の状況はその日その日で変わっていくと思います。その時にお客様が「行かない」選択肢をとった時、そのチケット代金は出演して下さる方々のために使わせて下さい。
コロナが収束した後、笑顔でまたお会いできる、その日のために使わせてください。
MUGEプランニングは、開催にこだわります。

7/29 大須 幸福・兼好。
8/7  長野 一之輔独演会。
8/22 大須 文治・小痴楽 二人会。
8/30 大須 頼光 アキットユメユメコラボ。
9/6 岐阜 きく麿・文鹿二人会。

今年の夏は、一生忘れない夏になりそうです。

【8/30 坂本頼光&魔法使いアキット 席番号】

先のブログで20日まで、昼公演から夜公演に移行にご協力いただきありがとうございました。おかげ様をもちまして昼の部、一階座席の移行が完了いたしました。

個人名をブログに載せることはできませんので、下記の座席表をご覧になり、変更の場所をお確かめ下さい。ご自分の席がお分かりにならない方は、09041533562のチケットダイヤル、またはmugeplan29@au.com までお問い合わせください。

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上記に掲載がない方は席は変わっていません。
夜の部に移行なさった方の席は記載していません。

この変更図は当日演芸場前に張り出します。新しくチケットをお送りすることはございませんので、この図を再度確認の上ご着席下さい。