MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【足掛け18年の歴史に幕。さようなら郡上寄席。】

郡上おどりで有名な郡上八幡のお寺で「大寄席」としてあの永六輔さんのプロデュースで昭和50年から32回の長きにわたり開催された「郡上大寄席」。第一回は永六輔小沢昭一桂米朝柳家小三治入船亭扇橋といういずれ劣らぬビッグネームの共演で始まりましたが、永さんの体調不良もあり平成18年に幕を下ろしましたが、その終了を惜しむ方々に依頼されて当社が、規模を縮小して旅館の広間に会場を移して今年のFINALまで足かけ18年、「郡上寄席」として15回にわたり継続してまいりました。

出演者

林家木久扇
林家正蔵
柳家喬太郎
三遊亭遊雀
柳家三三
柳家小せん
三遊亭兼好

今の落語界に名を馳せる噺家さんの二人会の形で続いてきたこの会も実行委員の高齢化、コロナの影響などの要因が重なり今回が最後の開催となったのです会場には100人近くのお客様が詰めかけ、最後の会の立会いをしてくださいました。

「禁酒関所」金葉
高砂や」兼好 「ガーコン」小せん
「茄子娘」小せん 「宿屋の富」兼好
そして皆さまとご一緒に、別れの手締め

 

何事も、最後というのは思い出が駆け巡る空間。そしてその最後の会に、駆け付けてくださった、昭和の名俳優、レジェンド。

近藤正臣さんをはさんでの小せん兼好、貴重な貴重な3ショット。
コロナに阻まれながらやっとの思いで開催できたこのFINAL。みんないいお顔。
私もこの会に携われたことは、一生の思い出になると思います。
ありがとうございました。さようなら、郡上寄席。