MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

誰もやらずば、俺がやる。~玉川太福通し口演(青龍刀権次)~

玉川太福「青龍刀権次」6席通し口演が終わった。
初日が「発端」「召し捕り」「爆裂お玉」の3席、
二日目「血染めのハンカチ」「美人殺しの真相」「大団円~権次の改心」の3席、
二日併せて3時間を超える熱演。何より客席からの万雷の拍手が、今回のような企画を心待ちにしていたという事実を物語っていました。

そもそも講談の続き詠みや浪曲の通し口演は、会場を二日間借りなければならないことや、お客さまにも土日とも体をあけて頂くこと、さらに滞在費などの関係から実現に向けてのハードルが高く、それに見合う観客動員があるかという現実的な問題を考えれば地方での開催は難しいと言われていました。

ですが、東海地方の落語、講談、浪曲など演芸ファンは「東京でやっている企画を名古屋で見たい」欲求が非常に強いことでも知られているので、その希望にお答えしたいと考えていましたが、そのもっとも重要な条件である「会場」の問題をクリアして下さったのが今回いちばんお世話になった「まぐろや」さんでした。

「うちでよかったら何とかするよ、ウチが入っている卸売センターの会議室が使えると思うよ」そんなお声がけを頂いて、実現に向けてこの1年突き進んできました。
初めてでできるかどうかわからない。できても損をするかもしれない、お客さんもいらっしゃるかどうかわからない。そんなわからないだらけの会を、「やっちゃおう」と思って突き進んでしまうのは私の昔からの性質。まず「やる」と決めて、そのために何をしていくのか、というのがポリシー。はい、これはアントニオ猪木イズム。(笑い)

幸いなことに太福さんも賛同して下さり、出し物も講談で伯山先生がかけたこともある「青龍刀権次」に決まり、情報解禁してみたものの最初はそんなにチケットは動きませんでした。ですが6.7に伯山、太福がそろった名古屋の会にチラシを挟ませて頂いてから、あきらかに潮目は変わりました。

「お客様の熱気が凄くてびっくりしました」
二日間を終えての夕食の時、真っ先に太福さんが漏らした言葉。この言葉に、お仕事だけれど、儲けを出さなければいけないのだけど、それよりも大事なのは「やりがい」。
まだだれも手を付けずにいたところを切り開いていく快感を今回ものすごく味わわせて頂きました。そして次回は来年7月、ふたたびまぐろやさんで通し口演。

「大瀬半五郎」~清水次郎長外伝
令和5年 7月8日(土)9日(日)

・・・太福さん、鈴さん、そして何と言っても「まぐろや」さん、
ありがとうございました!