MUGEプランニングのたまさかブログ

東海・中部地区で落語公演を開催しているオフィスのブログ

【師匠から弟子へ、さりげないエール】

コロナ禍での延期から9ヶ月、扇々喬々~扇辰喬太郎二人会をやっと開催することができました。みなさんが待ちに待った公演、という熱気がひしひしと感じられ、主催として思い出に残る一日となりました。

そんな会のトリであがった扇辰師匠が、昨年の一門会の30周年手ぬぐいをお客様に広げて、懇切丁寧に説明した後に、そっと、本当にそうっとお客様に訴えかけたのが、一番弟子小辰さんの大須の会でした。

「こちらで応援の会をやっていただいてます。よければ・・・・・」
いつもの腹の底から響き渡る声とは程遠い、わずかな、さりげないその声に、師匠としてあからさまにお客様に宣伝することへの気恥ずかしさと、師匠の威光なんぞあてにせず自分の力でのしあがれ・・そんなごくごく控えめなエールを受け取った気がします。

思えば扇辰師匠も、きらびやかに世間に飛び出していくキャラクターではありませんでした。同期の喬太郎師匠や彦いち師匠のように目立った活動をせず、その陰で実力をどんどんため込んでいったそのたたずまい、まさに扇橋の弟子、そのものでした。
そしてその一番弟子小辰さんも、師匠の道をそのままに歩んでいるような気がします。
協会は違えども平成20年2月、全く同じ月に楽屋入りした桂宮治師匠の華やかな活躍の陰で、来るべき真打昇進に向けての力を蓄えるだけ蓄えている、そんな小辰さんです。

上方の噺家さんと結成する「we」でも、宮治師匠の背中のすぐ後ろまで忍び寄り、今にも抜き去りそうなほどに小辰さんの力量は達しています。技術的に言えばたぶん、小辰さんは宮治師匠を抜いてさえいるのではないかというのが自分の評価です。

小辰さんは真打までもう少し。その間に先輩方とガチンコ勝負をして、ラストスパートをする姿を見て頂きたい、聴いていただきたい。そんな思いで始めた「小辰を熱くする会」。4月25日に来て頂いて、聴いていただければ理解していただける、私はそう確信しています。

将来の落語協会は、小辰が担う。
それだけは、嘘偽りのない、MUGEプランニングの本音です。

令和3年 4月25日(日)14:00 大須演芸場
「辰のオトシゴ~小辰を熱くする会」
入船亭小辰(2席) 第一の刺客 蜃気楼龍玉(2席)
全席指定 ¥3,000 (前売・当日とも)
チケット専用 09041533562 mugeplan29@au.com

f:id:mugeplan29:20201111160729j:plain