昨年一月、大須演芸場でおこなわれた二人会の一回目。
小せん師匠が浪曲に初挑戦し、太福さんは寅さん浪曲を東海初公開。
正月気分もおよそ過ぎ去った第3週の日曜日、大須演芸場はかなりの盛り上がりを見せましたが、ことに小せん師匠の「次郎長伝 追分三五郎」にはその流れるような口調にお客様も驚きの表情を隠せなかったほど、プロの浪曲師と見まごうばかりの仕上がり。太福さんもその出来栄えを絶賛していました。
あれから一年。今度は新ネタで、小せん師匠がふたたび浪曲に挑戦します。
どうもちくちょく稽古をしているという噂で、今回はどのネタに挑むのか、それはまだ秘密。
そうなれば太福さんが今度は落語に挑戦・・・という話になるのですが、太福さんは今、ソーゾーシーの真っ最中ということでそこまで踏み込んでいけるのかわかりませんが、一番重要なことは、ジャンルも年齢も違うお二人が、お互いの信頼の中でこのような企画に前向きになっていただいているということ。それが一番嬉しいです。
受けて立つ太福さんは果たしてどうするのか。開催まであと二ヶ月ちょっとで何か仕上げてくるのかも楽しみの一つです。こういう企画をやることができるのは「MUGEプランニング」がインディーズであるがゆえ。これからもお客様が東京に出かけて行かなくとも味わえる、江戸の香りを東海地方に運んでいきたいと思っています。